マカオ旅行というと、カジノリゾートや世界遺産を思い浮かべる人も多いかもしれません。
しかし、マカオの本当の魅力は、徒歩圏内に見どころが詰まった「ノスタルジックな歴史地区の街歩き」です。 この記事では、マカオ訪問3回目の私が、実際にセナド広場を起点に徒歩で巡ってみてわかったおすすめ観光スポットと、入場無料の文化施設、街歩きに便利なホテル情報をご紹介します。
- リスボア|マカオのランドマーク
- セナド広場|朝が狙い目。人混みを避けて楽しむマカオ観光の拠点
- 聖ポール天主堂跡|裏手の地下博物館も必見。マカオの象徴的スポット
- ポルトガルの面影が残る「ラザロ地区」|徒歩5分圏内に見どころが集まる歴史地区
- 福隆新街|赤い格子戸から緑色へ?かつての遊郭街を歩く
- ホテルシントラ(新麗華酒店)|セナド広場まで徒歩5分!街歩きに便利なホテル
- まとめ:マカオ半島は徒歩で巡るのがおすすめ!入場無料スポットも楽しめる大人ひとり旅
リスボア|マカオのランドマーク

1970年に開業した老舗ホテルで、独特な外観からマカオを代表するランドマークの一つ。隣にはより大きく華やかな「グランドリスボア」が建っています。
私は2018年のマカオ旅行ではリスボアに3泊しました。当時は1泊8,000円ほどでしたが、今回は宿泊料金が大幅に上がっていたため、宿泊は見送りました。

通りを渡るとマカオ半島のバスターミナル亞馬喇前地があり、マカオの交通の拠点となっています。リスボアからマカオのメインストリート新馬路を10分ほど歩いたところにセナド広場があります。
セナド広場|朝が狙い目。人混みを避けて楽しむマカオ観光の拠点
リスボアから徒歩10分のセナド広場は、波模様の石畳とコロニアル建築が美しいマカオ観光の起点となる広場です。日中は観光客でごった返していますが、朝なら人も少ないので写真撮影もしやすくおすすめ。

朝といっても早過ぎる必要はなく、8時前後でも人はまばらで十分ゆっくり歩けます。

聖ポール天主堂跡|裏手の地下博物館も必見。マカオの象徴的スポット
セナド広場からショップが立ち並ぶ通りを上っていくと10分も歩かないうちに突然現れる、こちらもマカオといえば、の建築物。

元は教会でしたが、1835年の火事で正面部分(ファサード)だけが残りました。
横から見るとこの部分だけがきれいに残ったのが奇跡的に感じます。

このファサードを通り抜けた所の地下には博物館と殉教者たちの納骨堂があり博物館には歴史的にも貴重な宗教美術が展示されています。
ポルトガルの面影が残る「ラザロ地区」|徒歩5分圏内に見どころが集まる歴史地区

マカオの中でも、特にポルトガル統治時代の美しい石畳やパステルカラーの洋館が残るエリア「ラザロ地区」。撮影スポットとしても人気ですが、この地区内には隠れたマカオの歴史的な観光名所が集まっています。
今回私が訪れたスポットは、それぞれ徒歩約5分圏内と近距離。移動に時間がかからず、歩き疲れることもなく、まとめて巡ることができました。
1.澳門茶文化館|清朝時代の貴重な茶器も。マカオとお茶の交易史を学ぶ
| 項目 | 詳細 |
| 施設名 | 澳門茶文化館 |
| 開館時間 | 9:00~19:00 |
| 休館日 | 月曜(祝日の場合は開館) |
| 料金 | 無料 |
マカオは16世紀頃から中国とポルトガルの交易の中継地として栄えており、中国茶も重要な交易品として、マカオを経由してヨーロッパに輸出されていました。
澳門茶文化館はそんなマカオとお茶の歴史について学ぶことができる博物館。
2026年6月時点で、Googleマップでは「臨時休業」となっていました。今回はあきらめようと思ったのですが、盧廉若公園に向かう途中で通りかかったので覗いてみると営業しており、館内を見学することができました。

館内には歴史的な茶器のコレクションや、かつてのマカオのショップのレトロなデザインの紙袋などが展示されています。

清王朝時代の茶器


私が特に興味深いと感じたのが、1970年当時のショップの紙袋です。現在の紙袋とは違い、デザインそのものが広告の役割も果たしていたことが分かります。

2.盧廉若公園 (ロウ・リム・イオック庭園)|地元の日常に触れる蘇州様式の中国庭園
| 項目 | 詳細 |
| 施設名 | 盧廉若公園 (ロウ・リム・イオック庭園) |
| 開館時間 | 6:00~24:00 |
| 休館日 | 無休 |
| 料金 | 無料 |
公園内の資料館「養心堂」は9:00~17:00・月曜日休館(無料)
マカオの賑やかな街並みに現れる、緑豊かな中国伝統の蘇州様式の庭園。
澳門茶文化館はこの公園に隣接しています。

元は19世紀後半に建設された、中国人の豪商、盧氏の私邸跡で、蓮池や、池に架かるジグザグの「九曲橋」、応接室として使われていた「春草堂」がなど残されています。

地元の人の憩いの場のようで、あちらこちらに太極拳をしている人や楽器の演奏、演劇の練習をしている方がいて、この公園がマカオの人の生活の一部になっているのが伺えます。観光客向けに整備された庭園というより、地元の人が日常的に利用している公園という印象でした。

3.国父記念館(孫中山記念館)|異国情緒漂うムーア式建築の邸宅
| 項目 | 詳細 |
| 施設名 | 国父記念館(孫中山記念館) |
| 開館時間 | 10:00~17:00 |
| 休館日 | 火曜 |
| 料金 | 無料 |
中国革命の父、孫文がマカオに滞在していた際の邸宅が記念館として公開されています。孫文は若いころ医師として活動していて、マカオには1892年~1894年滞在していました。

建物は「ムーア式建築(イスラム建築様式)」ということで、私には南方の別荘のように感じられました。西洋式の建物が多いマカオにいても異国を感じる印象を受けますが、所々アズレージョが使われていたりと、マカオらしさも見られます。当時の家具や衣服、写真が展示されています。


このラザロ地区の観光に要した時間は、写真を撮りながらゆっくり歩いてちょうど1時間くらいでした。
マカオの中心の観光地からは少し外れますが、その分喧騒からは離れて、さらにマカオの人々の暮らしも垣間見ることができるラザロ地区。気ままに路地を歩いてみるのも楽しいスポットです。

福隆新街|赤い格子戸から緑色へ?かつての遊郭街を歩く
セナド広場に面する「市政署」の裏から繋がる福隆新街。
19世紀半ば(清朝末期)から20世紀半ばにかけての約100年間マカオ最大の歓楽街(遊郭)として栄え、現在はノスタルジックな商店街へと生まれ変わった通り。

当時の様子がそのまま残る格子戸は2018年に訪れたときは下記の画像のような赤だったのですが、今回は緑色に塗り替えられていて驚きました。

ホテルシントラ(新麗華酒店)|セナド広場まで徒歩5分!街歩きに便利なホテル
| 項目 | 詳細 |
| ホテル名 | ホテルシントラ(新麗華酒店) |
| 宿泊時期 | 2026年6月 (金曜日・1泊) |
| 宿泊料金 |
11,998円 (2026年5月予約時の料金) |
| 部屋タイプ | スタンダードキング |
| 予約サイト | アゴダ(Agoda) |
| 特徴 | セナド広場、リスボアまで徒歩5分前後と観光に便利 |
マカオ滞在3泊のうち、2泊は郊外のコロアン島「ポウサダ・デ・コロアン」に滞在したので、1泊はマカオ半島で手頃なホテルに泊まって、街歩きや買い物に集中したいと思っていました。

物価の上昇で、私が前回旅行した2018年と比べるとホテルの宿泊料金も倍近くになっている所が多く、どこにしようか迷いました。

「ホテルシントラ」はリスボアやバスターミナルの亞馬喇前地と、セナド広場のちょうど中間くらいに位置していてどちらへも徒歩5分くらい。街歩きの拠点として最適、しかもクラシカルで落ち着いた内装が魅力でこちらに決めました。
宿泊料金は6月の金曜日宿泊で「約12,000円」。宿泊費が高騰する週末にしては、周辺の他のホテルと比べてもリーズナブルに感じました。
部屋は26㎡と広さも十分で清潔感があり、中心地にあってもホテル内は静かで、とても過ごしやすいホテルでした。
なお、ホテルシントラもポウサダ・デ・コロアンも、部屋のコンセントは香港型でしたが、どちらもUSBポートがあり、そちらで充電することができました。
ポウサダ・デ・コロアンの宿泊レポート記事はこちら
まとめ:マカオ半島は徒歩で巡るのがおすすめ!入場無料スポットも楽しめる大人ひとり旅
マカオ半島はこじんまりしているため、お店や街並みを楽しみながら歩いていると、気づけば隣の地区まで来ています。徒歩圏内に見どころが集まっているので、主要な観光スポットなら徒歩でも十分に巡ることができます。

アジアとヨーロッパが混ざり合った街並みは不思議だけどとても魅力的。

3回目のマカオ旅行で私が改めて感じたのは、マカオの歴史と日常を感じる街歩きの楽しさでした。
マカオは今回ご紹介した以外にも多くの博物館や歴史的スポットが入場無料で開放されている、旅人にとても優しい街でもあります。
街自体がコンパクトなので、ポルトガル風の石畳をのんびり徒歩で散策したり、公共バスを乗りこなしたりすれば、お金をかけずにノスタルジックな異国情緒に出会えるマカオを、ぜひ楽しんでみてください。
